二日目朝。
ホテルで朝食を済ませチェックアウトしたら、
また荷物を預かってもらい、三十三間堂へ。
我家も先生の部屋も、お線香は三十三間堂のと決めているのですガ、
ここんとこのご無沙汰で、ふたりともそろそろ在庫が切れそうだったのもあるし、
ふたりとも京都でいちばん好きな場所が三十三間堂なわけでありまって、
二日目(平日の26日)のできるだけ朝早く、観光客が動き出す前を
狙っていこうと決めていまった。
バスには乗らず、七条駅を利用しようと思っていたのですガ、
平日の朝のせいか、いつもならすごい行列があるバス停に
人が並んでなかったノデ、さくっと乗車。
そのあと、それなりに後から乗り込んできたケド、
三十三間堂のバス停で降りたのは、ボクらふたりだけ。
観光バスできた外国人観光客の団体が2つほどありましたが、
混雑というほどのこともなく、むしろ空いてる感じで、
ゆっくりできまシタ。
参拝後は、七条駅から京阪と市営地下鉄で蹴上駅へ。
南禅寺へ向かいマス。
疎水 水路閣
高さ約22メートル、日本最大級の高さを誇る三門は、別名「天下竜門」。
その三門上層、「五鳳楼(ごほうろう)」と呼ばれる楼上は登ることができマス。
受付で拝観料を支払い、靴を脱いで急な階段を上った先、
目に飛び込んでくるのは、寺院周辺の木々と京都の街並みが織りなす圧巻の光景。
歌舞伎『楼門五三桐』では石川五右衛門が
「絶景かな、絶景かな」と見得を切りますガ、、
南禅寺三門は
・文安4年(1447年)に焼失→寛永5年(1628)再建。
石川五右衛門は
・弘治4年(1558)生-文禄3年(1594)没。
なノデ、実際には五右衛門の存命中には存在していない門でありマス。
南禅寺を出て永観堂(禅林寺)へ向かう途中、
琵琶湖疏水から水を引き込んでいる池泉回遊式庭園が楽しめる
「大力邸」で休憩。
先生は、黒毛和牛と九条ねぎの肉うどん、
朝、あさましく食べすぎたボクは、
自家製本わらび餅 黒みつ添えを。
ここから数分先に永観堂がありマス。
永観堂といえば「みかえり阿弥陀」。
僧 永観が行道(読経しながら仏像や仏堂の周囲を右回りにめぐること)していると、
突然、須弥壇に安置してある阿弥陀像が壇を下りて
永観を先導し行道を始められました。
永観が驚いて呆然と立ちつくしていると
阿弥陀さまが左肩を少し落とされ・・・
左肩越しにふりかえり 「永観 おそし」 と優しく声をかけられました。
というのは有名なお話デス。
南禅寺も永観堂も、あまり訪れている人は少なく、
ここでもゆっくりと過ごせまった。
ここから駅へ戻ってまた地下鉄で東山駅へ。
ここから徒歩で八坂神社。
折角なので二年坂にも足を延ばしましたが、
あまりの外国人観光客の多さと、
「は?」って思うような場違いな土産物屋の増殖に、心底がっかり。
金沢の東茶屋街然り、二年坂然り、
この数年で何が起きたんだ!?って感じ。
テーマパークみたい・・・泣
うん、もうしばらくはホント、行かないよ。
ちょっとメンタルやられた。
やっぱり寺社仏閣は、のんびりと、そして心静かに巡るのが一番。
このことを改めて感じながら、
「次の旅行はどこにするー?」って話をしながら一路、東京へ。
結論:オジサンたちは人混みが苦手。
結論:オジサンたちは人混みが苦手。
ちなみに、帰りのタワーはこんな色。