雨の日は雨を愛す。

人生、晴れの日ばかりじゃないから、雨の日は雨を楽しむ。感謝する。
2014年に透析ライフがはじまった、言うことだけは綺麗で一丁前なぼくの透析ブログなのデス。フフーン。

2018年12月

2018 年末旅行⑤ (宿坊・恵光院その2)

夕飯が済みますと、お膳を下げにきてくださり、
そのままお布団を敷いてくれます。

ちなみに、宿坊ですので、働いている方は皆、お坊さん、
もしくは修行中の学生さんデス。
なにをやるにも丁寧でキビキビしてて、とても気持ちがいいです。

で、この恵光院では、夕食後、午後7時過ぎから
お坊さんと夜の奥ノ院へ弘法大師に参拝に行くという、
「奥ノ院ナイトツアー」というのが大人気でありまして、
ボクらも事前に申し込んでおいたのですガ、

高野山はとにかく外国人観光客、それもとくに欧州系の方々に大人気でありまして、
街を歩いていても、外人ばっか。
恵光院でも、宿泊客は、日本人はボクら2人を含めてたったの4人。
あとの30人くらいは全員外国人でした。
なので、お坊さんたちもとて上手に英語を話されます。

この日のナイトツアーのガイドも、
外国人グループと、日本人グループに分けて行われました。

氷点下の夜7時15分、ガイド役のお坊さんの懐中電灯ひとつで出発デス。
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(イメージ) 
 
午前中にお詣りした奥ノ院参道も、夜はまったく違う顔。
参道脇の石燈籠に灯りがともり、奥へ奥へと続いています。
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石燈籠の窓は月。
「人の心は月と同じで様々な形を見せる」という空海の教えに沿っています。
月と逆の面に彫られているのは真ん丸の窓。これは太陽です。
道すがら、お坊さんが
空海の話や何度造り直しても壊れてしまう供養塔の話など、
いろいろな話を聞かせてくれます。

そして奥ノ院の最奥、空海のいる御廟の前につくと、
お坊さんと一緒に手を合わせ般若心経を唱えます。

このあと一ノ橋まで戻り、ナイトツアーは終了。
ここからの帰りは各自で自由に戻ります。

折角だからと、ずっと奥の御廟を背に
先生の写真を撮ろうとすると、デジカメのシャッターがおりない。

ん?と思って、カメラを別の方向にむけて撮ると普通に撮れる。

ではもう一回、とまた御廟にカメラを向けるとシャッターが動かない。

で、カメラを横にずらすとまた普通に撮れる。

こんなことが数回続き、
先生も「撮られたくないんだろう。やめとこう」というので
ここで撮影も終了。

でも、不思議と怖くはないです。
こんな2万基のお墓に囲まれていても、朝も夜も
なにも怖さも感じないのは、さすが高野山としか言いようがない。

宿坊に帰ってから、部屋で先生とゆっくり写経を体験してから就寝。
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朝は6時から本堂で朝のお勤めに参加したあと、
隣の不動堂で護摩焚きも体験。
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もちろん氷点下。池もバリバリに凍ってマス。

朝ご飯はシンプル。
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夕方から透析があるので、
朝食をいただいたあとは、そのまま新大阪経由で帰京。

伊勢と高野山。
なかなか濃い三日間でありました。

楽しかった。

 

2018 年末旅行④ (宿坊・恵光院その1)

新年になっても、まだ年末ネタ(汗)

さて、高野山といえば「宿坊」ですガ、
高野山にはお寺が117寺あり、
そのうち泊まれるお寺=宿坊が52寺ありマス。

その中で、今回ボクらが泊まったのは、
奥ノ院入口まですぐの「恵光院」さんです。

①奥ノ院に近い宿坊で
②トイレ・お風呂は共同が当たり前の宿坊の中で、
   トイレ・浴室付のお部屋(特別室)があり、
③奥ノ院ナイトツアーを主催していて
④毎朝、護摩壇を焚いていて参加できる

というパーフェクトな好条件に、もうここしかない!と
半年前から予約を入れておきまシタ。

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恵光院山門
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入口

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玄関脇には
PCやプリンターが使えるお部屋

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コーヒーメーカーや、ティーサーバー、
マッサージチェアも設置されていました。

ボクらの部屋は奥の三階にある上級客室。
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トイレとお風呂付のお部屋なのですが、
想像以上に快適なお風呂でございまシタ。
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洗面器が光る(笑)
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夕飯の時間になると、炬燵を部屋の隅にずらし、
真ん中にお膳が運ばれてきます。
宿坊なので、食事は夕・朝ともに精進料理デス。

御存知のように、ボク、マジで本当に野菜嫌いなので、
どうしようーかと思ったのですガ、
品数が多ければ、なにか食べられるものもあるだろうと、
通常二の膳のところを、三の膳まであるコースにグレードアップしておきました。
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・蒟蒻と湯葉のお刺身
・揚げ麩の木の芽和え
・ゴマ豆腐
・揚げ茄子の田楽
・煮物
・豆腐と白菜の鍋(うどん入り)
・白滝と切り昆布のゴマ油和え
・天ぷら 
などなど。

これが、まぁ、驚くほどおいしいのですよ。
揚げ茄子の田楽と、鍋の白菜以外は、ボク、全部食べられました。
肉魚一切なしでありながら、結構なボリューム。
味もしっかりついていて、ホントにおいしい。
先生もボクも、想像以上のお料理に大満足。

ご飯もお櫃に目一杯はいっていて、
残った白米には持参のふりかけをかけて、完食。

こういうのを見越して、ふりかけを持参するあたり、
ボク、恐ろしいくらいにパーフェクトじゃありませんかい?と、
鼻の穴を膨らませながら、先生に
「たまには褒めてみろや光線」を照射したのですガ、
ふりかけのチョイスが最低(ツナマヨとタラコバター味だった)なのと、
お醤油の小瓶(お魚のヤツ)まであったらもっと良かったのに、
ということで、相殺されて、0点。
(いや、そこは間をとって50点っていうんじゃないですか?)

あー、そうですか。
至らなくてすみませんね。


やっぱ、普通にノリたま、持って来ればよかった。



宿坊編、まだ続く

 

2018 年末旅行③(高野山・壇上伽藍〜金剛峰寺)

二日目続き

奥の院と共に「高野山の二大聖地」と言われる壇上伽藍にいきます。

高野山を開創した空海が、真っ先に整備へ着手した場所で、
【胎蔵曼荼羅】の世界を表しているといわれていマス。

中門。
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大火で焼失してしまったのを、
高野山開創1200年を記念して170年ぶりに、再建されました。
出来立てほやほや。

金堂。
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平安時代半ばから、高野山の総本堂となるお堂で、
高野山の行事の大半がここで行われるという重要な場所です。

壇上伽藍のシンボルとも言える根本大塔。
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堂内は、立体の曼荼羅として構成されていて、
胎蔵界の大日如来を本尊に、金剛界の四仏が囲んでいます。
またそれを囲む16本の柱には、それぞれ大菩薩が描かれています。 
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(参考写真)
 
ここから境内続きの蛇腹道を通って、
総本山 金剛峰寺へ。
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ちなみに、総本山金剛峯寺という場合、この金剛峯寺だけではなく高野山全体を指します。
普通は、お寺=一つの建造物、境内=その建物の敷地 といいますが、
高野山は「一山境内地」。
つまり、高野山の至る所がお寺の境内であり、高野山全体がお寺なのデス。
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石庭としては日本最大の「蟠竜庭(ばんりゅう亭)」。
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蟠竜とは、とぐろを巻いて地面にうずくまり、まだ天に昇らない龍の事を指します。
この庭は、雲海の中で、雄雌一対の蟠竜が向かい合い、
本山奥殿を守護する龍の姿が表現されていマス。
(向かって左に雄、向かって右に雌だそうデス)

この後、遅めの昼食。

全体的に、どこ行っても高野山価格というのは聞いていましたが、
唐揚げ定食が1750円って!!

なのに、なぜかカツカレーは870円。これでしょ。
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学食みたいなカツカレーでなんか懐かしかったです。
(褒めてマス)

その後、高野山の霊宝館を見て、ブラブラと散策をしながら
今日泊まる、宿坊へ戻りました。


続く

2018 年末旅行②(高野山・奥の院)

二日目。
朝8時のなんば発の列車で、高野山へ出発。

そう、今年の旅行は、「伊勢&高野山」なのです。

これまで8年間、年末旅行はずーーーーーっと欠かさず
京都に行っていたのですが、
今年は春に、2人ともそれぞれ別口で家族と京都へ行っていることもあり、
今回初めて京都以外へ行くことにしました。


本来は難波から極楽橋まで電車で行き、
そこからケーブルカーに乗るのですが、
あいにく来2月まで、ケーブルカーが更新工事中のため、
途中の橋本駅まで電車で行き、
そこから代行バスで山道を70分かけて高野山入口まで行きます。

代行バスの終点である駐車場をおりたら、すぐ近くに大門。
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 ここから、ボクにとっても、先生にとっても人生初の高野山!
もう2人ともテンションあがりまくりです。

まずは、今回お世話になる宿坊に荷物を預けて、
早速、空海が入定した『奥ノ院』へと向かいます。

奥ノ院参道の入口、「一ノ橋」。
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 まさに、高輪ゲートウェイならぬ、高野山ヘヴンズウェイです。

この「一の橋」から、空海がいまだに瞑想を続けられているという
「御廟」まで、約2kmの石畳が続いています。
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その参道の両脇には、
武田信玄、明智光秀、織田信長、石井三成・・・など
名だたる戦国武将の供養塔をはじめ、
約20万基を超える墓石や供養塔が並び、
樹齢数百年に及ぶ杉木立が、奥ノ院エリア全体を包み込んでいます。

この参道の途中にあるのが「姿見の井戸」
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この井戸を覗き、もしも水面に自分の姿が映らなかったら
その人は3年以内に亡くなるのだそう。
先生が「早く覗け!覗け!」と嬉しそうにボクを急かすのデスガ、
何を期待してるの?あなた。 

さらに「中の橋」を渡り、さらに進むと「御廟橋」。
ここから先は高野山最大の聖域で、撮影禁止。
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この御廟橋の手前に並ぶ仏様たちが「水向け地蔵」。
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一礼して橋を渡り、その先の石段をのぼると、燈籠堂。
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大師のいらっしゃる御廟は、この燈籠堂の地下に存在し、
その地下には「御影(みえい)」と呼ばれる大師の姿が書かれた
「額絵」が飾られています。

その額絵の後は石の壁なのですが、
その向こう側に、今も空海が座して禅定していると云われていマス。

ちなみに、御廟橋を渡る時と、戻る時にそれぞれ一礼をします。
これは、大師様(空海)が、
訪れる者をこの御廟橋まで迎えにきてくださり、
帰りもこの橋まで見送ってくださるからだ、といわれています。

ご親切にありがとうございます。
もう、今日からボクたち、マブダチだね!イェイ!
(心の中で、空海とグータッチ)

ここからバスで、高野山スタート地点の大門まで
一気に戻り、ふたたび奥ノ院に向かって道なりに歩きます。

続く

2018 年末旅行①(伊勢・大阪)


ちょっと早いですが、

みなさん、あけましておめでとうございます。



こんにちわ、暦先取りマイスターの、ぼくデス。

なわけで、年末恒例の、
先生のお誕生日(12/24)も兼ねての年末旅行も
今回で9回目になりましてん。

というわけで、まずはいつものコレ。
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一段目(右)は
・トマトとクリームチーズのサラダ
・スモークサーモンの生春巻き
・厚焼き玉子
・塩麹の唐揚げ
・蟹クリームコロッケ

二段目(左)は
・二色弁当(卵・そぼろ)
・サツマイモの甘露煮
・赤カブ漬け

ってわけで、お弁当を引っ提げてレッツラゴ。

まずは名古屋で乗り換えて伊勢へ向かいマス。

ん?京都ではないの?

実は、伊勢神宮が好きで好きでたまらない先生とは、
すでに6年、毎年夏に一緒に伊勢に行っていたのですが、
今年は初夏に、母と伊勢へ行ってしまったので、
この年末に改めて、一緒に行くことにしました。

ボクにとっては半年ぶり、先生にとっては1年半ぶりの伊勢でございマス。

まずは外宮。
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ここんとこインスタで人気のハート型の石垣。
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・・・あー、くだらない。
日本古来の寺社仏閣に「ハート」なんてあるわけないっしょ。

ちなみに、時たま「ハート型」の飾りがある寺社がありますが、
あれは「ハート」ではなく、「猪目(いのめ)」という
日本古来の伝統的な魔除けの文様です。ハートにあらず。
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そしてバスで内宮へ。
まずは五十鈴川の御手洗場でお清め。
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そしてお参り。
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〆は、恒例のおかげ横丁のフルーツラボ。
ここのおすすめはもちろん、フルーツ氷なのですが、
夏季限定なので、今回はフルーツ豆乳ババロア。
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かはー、うんめぇぇぇ。3個いけるわ。

伊勢市駅へ戻り、そこから伊勢志摩ライナーで
大阪難波へ向かいます。


ホテルに荷物だけ置いたら早速、法善寺横丁へ。
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水かけ不動尊にお詣りして、すぐ脇の夫婦善哉へ。
これもいつものパターン。
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一人前が2椀なのですが、
先生が3椀、ボクが1椀食べます。

善哉とはいえ、汁ものなので、
水分制限のある透析患者としては、
一応、(形だけは)控えてはおるのです。

くそ。丼で食べたい。

ホテル近くのスペイン料理屋で夕食をとったら、
明日は7時起きなので、今日は早めに就寝デス。


ちなみに宿泊は、なんばグランド花月すぐそばの
繁華街(千日通り)脇のビジネスホテルだったのですが、

フロアの部屋の配置といい、お風呂のだだっ広さといい、
これはもう、明らかに、
ラブホを一般ホテルに改装しましてん。つぅホテルでシタ。

あ、ちゃんとベッドはツインになってましたよ。
しかもセミダブル×2。
 
すげーな、大阪。

続く

 

上野さんぽ

クソ食らえっ!

なんて下品な言葉は、
生まれてこのかた、どんなに腹が立っても、
さすがに一度も口にしたことはありまセン。

高貴な生まれであるボクいつだって、上品に


「大便、召し上がれ」  と言いマス。




こんにちわ、ぼくデス。


なわけで、先生たっての希望で
国立西洋美術館でやってる
「王の画家にして、画家の王」と言われる
ルーベンス展に、人類の王たるボクが行ってきましたよ、と。
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ルーベンスと言えば、あのネロなわけで、
先生がボクをルーベンス展に誘ったのも、
まさかとは思いますガ、
ネロ同様、ルーベンスの絵の前でボクが天使に
両手両足をつかまれて、天国に連れていかれるのを
期待してた、って訳じゃあないですよね?ね?
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まぁ、ミュージアムショップにも当然のように、
クリアファイルやら、フリスクやらに、
ネロ昇天デザインがあったのには笑いましたが。

せっかくですので、このまま
国立東京博物館の「大報恩寺展 快慶と定慶」に行って、
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十大弟子像や六観音像を見た後、

ついでに
都美術館の「ムンク展」にも寄って、
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結局いつものように3つの美術展をはしごして参りました。


ボク、実は芸術品の良さとか、あんましわからない人間なので。

なに見ても、どこ行っても、
それが絵画であっても工芸であっても、
ほとんど好きか嫌いかで判断します。

なので、それが如何に名画ともてはやされている作品であっても、
自分が好きでなければ、ほぼ素通り。
というヤクザな鑑賞スタイルでございます。

そのかわり、すっごい好きな絵があると、
その一点を見るために何度でも足を運ぶこともあります。
ごくごく軽〜い、ストーカー。


例えば国立新美術館でやってる東山魁夷展。
これはすでに5回も行ってます(笑)

ここも、9割の作品は素通り。
目的はただ2つ。

唐招提寺のふすま絵と、
小品の「年暮る」です。

例え、奈良の唐招提寺へ足を運ぼうとも
見ることができないふすま絵を間近で見られる絶好の機会。
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展示方法も、ふすま絵下に畳を敷き、
まるで実際のお堂の中で見ているように展示されており、
美術館というよりも、唐招提寺御影堂内にいるような気になります。
 

そして「年暮る」

深夜に雪が降る京都の町の一角を描いた作品ですが、
ボクが一番好きな魁夷の作品です。
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雪は雨と違って降っても音をたてません。
むしろ降り積もった雪は、すべての音を
包み込んで消してしまうかのようです。

なのに、この絵は
音がするはずもない雪の音が
聞こえるように感じるのです。

それは文学で使われるような「しんしん」というものに
非常に近いような音であり、
また、雪の屋根の下の、小さな生活音のようであり、

音を持たない絵の中に、
音を持たない雪の音がする、という
なんとも不思議な感覚を味わせてくれるのデス。
ま、あくまでもボク的には、の話ですが。


今日のボクはオトナでしょ。
オトナのブログでしょ。ふふん。

たまにはね。
こんなのも書けるんですってば。

(ネロみたいに天に拉致られる前に)

 
プロフィール

ぴぃ