雨の日は雨を愛す。

人生、晴れの日ばかりじゃないから、雨の日は雨を楽しむ。感謝する。
2014年に透析ライフがはじまった、言うことだけは綺麗で一丁前なぼくの透析ブログなのデス。フフーン。

2016年08月

お見舞い

こんにちわ、ぼくデス。


さて。
約20日間も入院しまして、2回も心臓の手術をしまして、
それでも、自覚症状がないってのは恐ろしいことで
まぁ、ヒマなこと、ヒマなこと。

これで胸が苦しいとか、そういうのがあれば大人しくもしてるのデスガ、
いかんせん、かなり元気。
体力も時間もメチャ持て余してるわけですよ。
なのに車椅子とか!

そうなると頼みの綱・・・いや神の如きありがたいのが
お見舞いに来てくださる方々(のお土産)


まずは、気心知れた親友カズーのお見舞い。
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麻布十番の中華料理「富麗華」の海老春巻き。

一応、病院食以外は飲食禁止なのですガ、
それ守ってたら、ボク、心臓病じゃなくて死にますよ。栄養失調で。

とにかく野菜だらけ。
ボク、ほぼ1日3食のうち2食は、白米だけで過ごしていましたもの。
もうやっぱ、親友って、何事もわかってらっしゃる。
そうそう、こーゆー揚げものを欲していたんだってば。


そして、元ルームメイトのはーちゃんからはコレ。
コレはボクが直々にオーダーしたもの。
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羊毛フェルトのスターターキット。

道具とか材料とかほとんど入らずに、
いかにベッドの上で時間を潰せるかを考えた時に、
これがいいかなーと。

そしてチクチクと羊毛を突っつく、突っつく。
ひたすら突っつく。

初めての羊毛フェルト。
C36029

調子に乗って二つ目。
C3614

クオリティは問題外で、ひたすら時間を潰すのには成功。


そして、カミュ先生が本を。

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えっと・・・今、これですか?
いや、ちゃんと読みましたケド。
 
えー、ボクに何を求めているのですかネ?
何か根本的に生き方を改めよ。とか。リームー。



なんだかんだと今回で、
大小取り混ぜ、手術も9回目。

時間つぶしと食事だけは、未だにどうにもなりまセン。

 


 

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手術 1st+2nd

こんにちわ、ぼくデス。

な訳で、いろいろ細かいところは端折りまして、
とにかく2本詰まってるから、2回手術するお!ってことで決定。

手術はどちらも、血管の詰まってしまったところにワイヤーを通し、
風船を膨らませて内側から拡張し、そこに、また狭窄しないように
チューブ状の金網『ステント』を入れる、という手術デス。

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こんな感じで。

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これが「ステント」。(拡張した状態)
まぁ、血管の補強材だと思えばいいのでは(笑)


で、1回目の手術は、かなり難儀して、約3時間かかりました。

手術前の血管
003
手術後の血管
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下流まで、血が流れていってるのがよく見えるでしょ?


2回目の手術は、かなり血管が曲がってて、
肝心の病変部までワイヤーが到達するかどうか、かなり問題が。

手術室に入ってからも、先生が

「最善を尽くしますが、ダメだった場合はゴメンナサイ!!(薬とか他の手を考えます)」

なーんて、言うもんだから、もう開き直ってしまったボク。
(一応、この先生はこの地域ではかなり凄腕の先生なのですって。循環器の)

一切合切、おまかせしまーすとばかりに、

下半身、血だらけなのに。
先生3人が汗だくになって手術してるというのに。

気がついたらボク、手術中に爆睡。


すると肩を叩かれ、満面の笑顔で先生が「成功したよ!」と。
ボク、先生のあまりものニコニコ顔に、思いましたよ。

冗談とかじゃなく、
マジで失敗する可能性も考えてたんだ・・・。


ちなみにこれが手術前
001
手術後
002
もう全然違うでしょ(笑)。

本来は普段からこのくらい血液が流れていなきゃならないのよ、心臓は。

手術前の画像見てると、どんだけ危ない状態だったのか、
自分でもやっと理解できまシタ(笑)。


さて、間に5日ほど置いて、2回の手術をしまして、
あとは3日間ほど安静にしてれば、いよいよ退院デス。



 

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7月14日〜検査結果

こんにちわ、ぼくデス。


さて。
検査が済んで、地獄のような絶対安静の時間も過ぎて
ICUで2晩過ごした後、一般病棟へ移りまシタ。

が、絶対安静のまんま。
病院内の移動は全て車椅子でー。

「ちょっと大袈裟すぎ〜」なんて、やんわりと拒否したのデスガ、
「病院内でも、いつ心臓が止まるかわかんない状況なんですよ。
 わかってます?」と諭され、渋々承諾。
そういえば、入院以来、24時間ずーっと心電図つけられ放しだワ。

で、主治医の先生から昨日の検査の結果を報告。

疾患名は
「冠動脈 慢性完全閉塞 (Chronic Total Occlusion)

早い話が、「3カ月以上(慢性)にわたり、冠動脈が閉塞している」という状態だそうです。
つまり、もっと前に心臓発作が起きて倒れててもおかしくなかった状態とか。

でもって、今まで、何にも自覚症状もなく無事でこれたのは、
詰まった血管の血流を補うため、毛細血管が他の血管から伸びてきて、
血管と血管をつなぎ、血流を補う働きをする「側副血行路」が発育していたため。

入院した日の心エコーで、
「かろうじて心臓が動いています」と言われていたのは、
この「側副血行路」のおかげ。
この毛細血管が心臓の裏から、グルッと回り込んで
血液をかろうじて送ってくれていたため、心臓の組織が壊死せずに済んだそうデス。

すげーな心臓。
 
すげーなボク!(崇めなさい) 


そんなわけで、急いで手術をしなくてはならないことになったのデスガ、
ヂツは、冠動脈というのは3本ありまして、
ボク、そのうちの2本が閉塞してたのですよ。

先生から説明された図がコレ。
下半分、ほとんどアウトじゃん、血管(笑)
そりゃ、先生も驚くわ(笑)

 
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だもんで、まずは1本だけでも血流を確保するために、
手術は急いで!つまり明後日!
それから一ヶ月後に改めて、もう1本を手術。  
ということになりまシタ。


うーん、2回も手術とか。
ここにきて、やっとちょっと深刻になってきたボクなのでシタ。


 

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7月13日〜カテ検

こんにちわ、ぼくデス。


よく事態が把握できないまま、
いきなりのICUから始まった入院ですガ、
二日目朝。これから心臓のカテーテル検査をしますと。

ここでいうカテーテル検査というのは、
鼠蹊部(足の付け根)にある動脈から、
直径2mm程度の細い管(カテーテル)を心臓の筋肉に血液を供給している
冠動脈の入り口まで進め、造影剤を注入して心臓をX線撮影しマス。

造影剤によってモニターに冠状動脈が映し出され、
動脈硬化が進行して血管が狭くなって狭心症の原因となっている場所が見つかり、
心筋梗塞で詰まってしまった場所と障害が起きている場所がわかりマス。

この検査の結果で、心筋梗塞の確定診断をするとともに、
バルーン療法(PTCA)にするか、バイパス手術にするかを判断する材料にします。

ってわけで、

ウン十年ぶりの剃髪
819F
じゃなくて、剃毛。アーウー。

不織布のパンツと手術着に着替えて、
ストレッチャーで手術室へ。

足の付け根のあたりに局部麻酔だけなノデ、
意識バッチリ。

検査が終わるとまたストレッチャーでICUに。


鼠蹊部の動脈からカテーテルを入れてるため、
ここから出血すると大惨事(血が水芸のように吹き出るらしいww)なノデ、
このままベッドで6時間、絶対安静。

これが意外にキツイ。
寝返りも打てない。
足を曲げることもできない。

ご飯も寝たまんま。上半身をおこすこともできない。

これね、腰にくるわー。生まれてこの方、
腰痛など味わったことのないボク、最後の2時間は泣きそうになったわ。

腰痛持ちの人に、これからは絶対に親切にしてあげようと
心の底から思うボクなのでシタ。


 

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7月12日〜入院

こんにちわ、ぼくデス。


おかげさまで無事退院。
かなーり元気デス。
な訳で、先月のことを振り返って。


うちの透析病院では、
月に2度の血液検査と、
月に一度の心電図&レントゲン検査があるのですガ。

心電図をとって、
そろそろ透析しに二階の透析室に上がろうかなー
と思っていたら、先生に呼ばれました。


「心電図がおかしいんだよね。
 いますぐ近くの総合病院で検査してもらって」

「へ?いまからですか?
 ボク、なんともないんですケドォ」

「病院の車出すから、それ乗ってすぐ行って」

「えー?」

そんな会話を5分ほどして、
とりあえず検査をしに総合病院に行くことに。

心電図だけ取り直して、すぐ戻ってくるつもりだったノデ、
荷物とか全部ロッカーに入れたまま、手ぶらでGo。

総合病院に着いたら、すぐ心電図。
循環器の先生がそれ見て「なんだ?コレは!」

そして車椅子に乗せられて、今度は心エコー。

循環器の先生「どう?」
エコーの先生「かろうじて動いてマス」

え?


何が?何がかろうじて????

エーーーーッ!?


何がどうなってるのか、まったく事態を把握できないまま、
生まれて初めての ICUへ。

先生に呼ばれて、タクシーで母(と隣のサカちゃん)がICUに到着。




先生「よく今日まで心臓が止まらなかったもんですね」

ボク「へ?それってヤバめ?」

先生「いつ心臓が止まっててもおかしくなかった状態です」

ボク「じゃ、もしかして入院とか?』

先生「手術しないと死にますよ」


うちは親子で、ちょっとばかし反応が鈍いというか、
真剣味が足りないというか、まぁ、そういうところがあって
親子でポカーン。

ボク・母「でも、こんなに元気なんですけど」

先生「でもいずれ、心臓止まりますよ」



ボク「あ、でもボク今日透析の日でして、一旦病院に帰らないと」

先生「ICUに機械を運んで、ここで今から透析します」

アーウー。

あれよあれよと、本人も理解できないまんま、
えー?えー?なんて思ってるうちに
入院も手術も決定。


これで手術、何回目だよー、とか考えながら、
初めてのICUにちょっとドキドキ。

何の根拠もないのですが、心臓だけは無傷の自信あったのになー。
(いや、ガラス製ではありますけどね)



繊細なガラス細工の心臓に、
鋼鉄の毛が生えてるイメージっていうんですか。

つまり、そういうね。


 

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ありがたや散歩

こんにちわ、僕デス。

さて、ちょっと日にちをさかのぼって、7月10日の事。 

本日は東京博物館でやってる中宮寺の「半跏思惟像」の最終日 。
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これですよ。このお姿。

奈良の中宮寺(法隆寺の隣)に行けば、いつでも会えるのですガ、
今回は360度展示。

つまり、普段は何度奈良へ足を運ぼうと見ることができない、
半跏思惟像の、うなじも、腰も、お尻も 全部見ることができるのです。
肩甲骨も!!

な訳で、カミュ先生を誘って上野へGO。


でも、なんだろ。
すっごい見学者が多いのだけど、みんな穴があくほど真剣に見つめてるけど、
なんだろ、この違和感。

・・・あ、そっか。
博物館で、ガラス張りで、「展示」されてるってことで、
みなさまに取ってはそれはもう、
「工芸品」であり、「美術品」であり、「国宝」なのですね。 

ボクが感じた違和感は、多分コレ。

この仏を目の前にすれば自然と、手を合わせ頭を下げるものだと思っていたけど、
そんな人は一人もいなかった。

これがお寺での拝観になれば、みんな 手をあわせるのに、
博物館で見ると、手も合わせないんだ・・・。うーん。

ま、それはそれで置いといて、いやってほど対面を楽しんだ後、
地下鉄で日本橋へ。

コレドはちょうど夏仕様。
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金魚ちょうちんがズラリ。

ついでにサマージャンボを買って、コレド裏にある「福徳神社」へ。
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名前からして、当たりそうでしょ?サマージャンボ。


それから先生の提案で、
日本橋と人形町の間にある「小網神社へ」。

ここは知るひとぞ知る、パワースポット(この言い方大嫌いだケド)。
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まさか、この二日後、あんなことになるとは思いもせず。
そして、この小網神社が、後から思うと「鍵」だったのだと。


そんなこんなで、上野〜日本橋を満喫した日曜日でシタ。


 

 

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プロフィール

ぴぃ