2016年02月 : 雨の日は雨を愛す。

日曜の朝の番組で、
「閏年（閏年）」と書かれたフィリップを見て、
「え？闘牛？」っとか言ってる女性キャスターがいました。
くそ。笑った。

こんにちわ、ぼくデス。

な訳で、この２年ほど
どっぷりと時代小説にハマってるわけですヨ。

もともと小学生の頃から、歌番組なんか見向きもしないで
時代劇ばっか見てるようなお子様でしたので、
成長するにつれ、
江戸の風俗や文化にめちゃくちゃ興味を持って、
成人した頃には、和服や工芸、仏教美術、生活小物まですっかり手を染めておりまして。
まぁ、時代小説に手ェ出したら、もう止まんないってことは
はなから百も承知だったんですが。

数えてみたら、
この２年だけでざっと、600冊（文庫）ほど読んでおりまシタ。

時代小説を読み始めると、オフィスや車内に居ながら
即座に脳内で江戸フィールドが展開。
町並みから路地、家の間取り、登場人物の着物の柄や色合いまでもが
超リアルに広がります。

日々、そんな世界にどっぷり浸かってるせい（だと思うのですが）。

うちの透析病院にN野さんというおっさんがおります。
そのN野さんがある日、外科に入院してしまいました。
他の患者さんが「どうしたのかしら？」と聞いてきたので、
ボクが教えてあげたのです、「ケガしたんだって」と。

他患「え？なんでケガしたの？」
ボク「N野さん、塗装屋さんみたいだから、その関係でじゃない？」

ボク、ほんと、頭の中では「塗装屋さん」とちゃんと言ってるつもりでした。
なのに、なのに。
口から出た言葉は「塗装屋」ではなく「渡世人」。

「N野さん、渡世人みたいだから、
　その関係でじゃない？（ケガしたの）」

B03000009639

待合室でも誰とも喋らず、いつも一人で静かなN野さんが、

実はアッチの人らしい。
でもって、アッチ関係の人だったので、なにやらケガをしたらしい。

話を聞いてたジジババにはかなりの衝撃だったのか、みんな無言・・・。
ボク、ん？なんでみんな静かになったの？なんて呑気に構えてましたが、
数秒後に自分のいい間違いに気づき、慌てて訂正。

ほんの一瞬とはいえ、渡世人にしちゃってごめんね、N野さん。

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