最近、先生のストレスがかなり溜まっているようなノデ、
せめてもの気晴らしに、と熱海へ行ってまいりまった。

なぜ熱海かというと、東京から新幹線で約40分。
これなら翌日のお昼までには東京に帰れるノデ、
月曜は午後からの講義がある先生は、休講にしないですむのデス。

あ、上級社畜国民のボクは有給取得済みでありマス。


な訳で、朝9時半の新幹線で熱海へGO。
実際、毎日の通勤時間(1時間15分)より短いノデ、
あまり旅行気分は無い。。。

で熱海駅に着きましたら、コインロッカーに荷物を預け、
まずは、「開館40周年記念名品展」を開催中のMOA美術館に。

うーん、30年ぶり。
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長いエスカレーターを上って、
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まだ上って
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天井一面の巨大万華鏡。
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そして、いちばんのお目当ては
国宝 尾形光琳「紅白梅図屏風」。
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茶の庭に咲く本物の紅白の梅と、
光琳の梅を同時に楽しめるのはまさにこの時期だけ。

さらに、国宝 野々村仁清「色絵藤花文茶壺」
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重要文化財 海北友松「楼閣山水図屏風」
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こちらは阿弥陀三尊像の脇侍の勢至菩薩像。
対となる観音菩薩像ももちろん一緒デス。

ボクと先生が、珍しいなぁと同時に感想を呟いたお像デス。
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特徴はなんといってもこの座り方。
これは「大和座り ※正式には『跪坐(きざ)』」と言いマス。

この大和座りは、正面から見ると一見正座のように見えますガ、
そうではなくて、腰を浮かせた少し前屈みになっておられマス。
これは「今すぐお迎えに行きますよー」という姿勢で、
この座り方をされている脇侍仏はそんなに多くはないのデス。
(有名なのは京都の三千院の国宝『阿弥陀三尊』の脇侍)

座像ではなく、立像などでは、
よく片足をわずかに前へ踏み出したお姿がありますが、
あれも同じく「今すぐお迎えに行きますよー」デス。

機会があったらポーズや足元なども
ぜひ気にかけて見てみてくだサイ。



(続く)