続きです。
さて、後発性の手術は白内障と違って、瞳の切開手術ではなく
レーザー治療デス。

レーザーをぶち当て、底の皮を破壊して、破片を眼球の中に吹っ飛ばすのデス。
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瞳の奥が障子みたいに破れてるのが、見えるでしょ?


眼球の中というのは、房水という水で満たされていて
まぁ、先端に温泉まんじゅうが組み込まれた
透明なビーチボールだと思ってください。
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このビーチボールには、蛇口と排水溝がついており、
絶えず新しい水が注がれ、古い水は流されていくことで、
常に眼球は清潔で新鮮な房水で満たされるわけです。

なので、破壊され、ビーチボールの中に吹き飛ばされた饅頭の皮の破片も、
しばらくは眼球の房水の中を浮遊するものの、
(スノードームのような状態?)
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 いずれは排水溝から排出されていく。のだそう。
ほんと、人体って不思議。

なので、大抵は1〜2時間ほどのレーザー手術1回で完治しマス。


が、ボクの場合はちょっと違っていて、
饅頭の底の皮(正式には嚢といいます)は綺麗なのですよ。とっても。
じゃあなにかっていうと、
増殖した細胞が、レンズと底の皮の間の狭い隙間の中で
プカプカ浮いているかんじなわけデス。


結局これも、底の皮を吹っ飛ばして、房水に落とし込むしかないのですが、
瞳の上の方で浮いて(引っかかって)いるものに
レーザーを一気に当てると、房水の中に落ちる前に、
塊ごと瞳の下に下降して視野を塞ぐ恐れがあるので、
先生と相談の結果、1回のところを4〜5回にわけて
少しずつレーザーで破壊していく、という長期戦になりまシタ。

増殖した細胞をちょっと破壊して、嚢もちょっと破って、
ちょっとずつ、ちょっとずつ中に落とし込んでいきます。

毎回レーザーの前に、瞳孔をひらく点眼薬を5分おきに6回くらい
さすので、結構時間がかかりますが、
幸いなことに、レーザー治療はまったく痛くないので助かります。

なわけで、1年に1回はどこかしらの手術してるっつぅ、
ここ7〜8年のノルマ、今年も無事に達成でありんす。

ホント、笑いごとじゃねーわよ。www