「バリヤ」が効くのは小学校低学年まで。

こんにちわ。ぼくデス。

本日のBOOKは、
・大江戸魔方陣 加門七海(河出文庫)
・東京魔方陣 加門七海(河出文庫)
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シリーズ前作の「平将門魔方陣」の、
平将門を祀った神社・首塚を線で結ぶと、
北斗七星の形になるという仮説がおもしろかったノデ、
続けざまに全シリーズ読んでみました。

徳川三百年を護った風水の謎を解く大江戸編と、
幕府崩壊以後、“都市計画”の名のもとに行われた新たな魔方陣の謎を解く東京編。

江戸結界の完成者、天海が仕掛けた江戸の呪術の数々や、
山手線は、何を封じるためにつくられたのか。
東京タワーと放送局に仕掛けられた新たな呪術など、ネタ満載w。

確かに、目のつけどころは面白いと思う。
過去の書籍・地図・地名はもとより、風水や方角など、
よく飽きずに調べているなぁと感心しマス。
ほー、そうなのかーと、納得することもしばしば。
でも、全シリーズ通して、手ぬるい。そして大袈裟

この本の本当に面白かったとこは、著者の
「思い込みの強さと強引さ、そして開き直り。」

そこそこ有名な神社仏閣に線を引けば、二等辺三角形っていくらでもできると思うのですが…
「この神社が形成する二等辺三角形こそが結界!」とドヤ顔。

よく調べている割には(というかそれがネックとなり)、
「自分に不都合な歴史的事実は無視!」

あげくの果てに、
(二等辺三角形の)ラインに乗らない神社仏閣は無視した!」
って自分で書いちゃってる!

ここらへんが本書の「肝」ではなく、ぼくの「ツボ」。

「なんかそんな気がする」
「そんな気がしてきた」
「きっとそう」
「絶対にそうだってば」
「ほーら、ご覧」
「ね、そーだったでしょ」
「それみたことか」
「すっごい!わたし、天才!イェーイ!」

この、著者の熱い想いが面白いのデス。

で、ふと考えたのですガ、
ここまでハマって、一気に3作続けて読んじゃったのはなぜか?

この、思い込みの強さと強引さ、そして開き直り。
まるでボク!!

あー、ツボはそこだったんだ。
ここまでの研究熱心さも、文才もある訳ではないけど、
たまにご自分でも泣けてしまう、
思い込みの強さと強引さ、そして開き直り。
なにも申し開きができない。アーモウ!アーモウ!

でも、それっていけないことなの?
いいじゃん!それが個性なんだから!
↑ハイ、開き直り炸裂!

まぁ、ともあれ、
風水とかオカルト好きにはたまらないシリーズではないかと(笑)
 
日常にちょこっとだけ、
新鮮な風を吹き込んでくれた一冊でした。
まるで、ぼくのように!!!
↑ハイ、思い込み炸裂!

 
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